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>▼大口洋一さんの投稿:
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>>ところが、1984年のソロ・ツアーではBridgeを12弦でやってますよね。
>>1986のゴスペル・ショー(スーパーセッションのシリーズで映像が発売された)
>>では、Slip sliding awayをMartin D12-28らしいギターを使ってますね。
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まあこれはライブですから、選択としてはありうるかと。
S&G時代でも、エミリーのためだけに12弦を使っていたような感じですから、ライブで音的に必要な場合は、使うということですよね。
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カルシウム沈殿は、1974年(来日の年)と1975年(アルバム「時の流れに」制作中)がピークで、そのあとは例のヨーコ・オノの知り合いに教わった食餌療法で「6ヶ月ほどたつと・・・95%は完治していた」(本人談、ポール・サイモン・ソングブック)ということですが、思い起こすと73年の「ライブ・ライミン」の America で、例の3本弦を外し、9弦にした12弦を使ってますし、12弦の特徴を持ちつつ弾き易い調弦、として9弦やナッシュビルが使われていた、というのはもっともな話だと思います。
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レコーディングに関していえば、「カルシウム沈殿」の時期はギターそのものをほとんど弾いてませんよね。
その前後には、 American Tune や Something So Right、Jonah なんかを弾いてますから、2年くらいの病気が悪化した時期を除いては、ギタープレイに決定的な影響があったとは考えにくいですね。
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私が思うに、ポールが好きなスピード感のある力強いプレイに向かない、というのがレコードで使わなくなった理由かな、と。「冬の散歩道」なんか、苦労したんじゃないでしょうか。「エミリー・・・」とか「ニューヨークの少年」とか、繊細な感じの曲には12弦が見事に合ってますけどね。
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ちなみにS&G時代、あるいは Duncan のとき、どのギターをナッシュビルにしてたんでしょうね??
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