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▼ひろみつさんの投稿:
>7th Avenueさんが、紹介してくださったSNLのスクリプトの
>コーナーで、78年にアーティがホストをやった時の
>亡きジョンベルーシとのオープニングのやりとりも何やら
>面白そうです。どなたか訳してみては?
>
>http://snltranscripts.jt.org/77/77mmono.phtml
やってみましたー。やっつけですが…
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アート・ガーファンクル入場、ステージ中央へ。"(What a) Wonderful World"を演奏し始めるが、一番の歌詞を終えたところでスピーカーが故障。
AG:ちょっと止められる?最初からやっていいですか?ごめんなさい、スピーカーがおかしくなった。ちょっと変な音がしたでしょ?
JB:[入場して]どうした、アート?何かおかしかったか?
AG:フィードバックが・・・スピーカーがちょっと変で。最初からやらせてよ。
JB:ああ、またスピーカーかい?[スピーカーをけり落とす]ここは全く全部がおかしなことになってるよ。
AG:ジョン、いやいいんだよ、ほんとに。
JB:いや、なにもよくない!よくなんかない!このスピーカーはずいぶん長い間壊れたままだったんだ。何年か前に"Hullabaloo"で使ってた。この放送局はまだ俺達を深夜番組のショーだと見下して、設備を整えてくれないんだ。
AG:ジョン・・・
JB:いいかい、これは会社の体質だから言いたかないけどね。俺はもうここに3年もいるんだ、だからわかるんだよ。もしポール・ウィリアムスが特別番組をやれば、彼のときには音響設備も素晴らしく、マーシャルのアンプだってあるだろうよ。みんなきっと[ステージを振り返って]プロの仕事をするだろう!わかるかい、君たち?プロだよ!だけどあんたみたいな有名スターがSaturday Night Liveをやるときには、スピーカーがフィードバックを起こすんだ。ひどいもんだ!
AG:いいってば、ジョン。
JB:だめだ。全部つながってるんだ、アーティ。スピーカーのことなんて氷山の一角だ。彼らは我々を利用してるんだよ。こんなふうになるべきじゃないんだ。(ベテランの)Garrett Morrisが(若手の)Jane Pauleyを月曜の仕事に送迎するために朝早くおきなきゃならない理由なんてないんだ。もう充分だ!このスピーカーで、我慢の限界を越えた!
AG:僕はべつになにも議論を始めたいとは思わないよ。音だってそんなに悪くはなかった。ただちょっと最初からやり直したいんだけど・・・
JB:そんなことするな、アーティ。そんなことをしちゃいかん。ここで妥協するな。しっかり主張するんだ。俺たちはこの局のために充分いい仕事をやってきた。それに、他にもテレビ局はあるんだ。そうだ、他にだってテレビ局はあるのさ。NBCは神じゃない。あんたはそう思ってるかも知れんが、神なんかじゃないぞ。なぜなら神ならばLoose ChangeのPart3をPart2の前に作るなんてことはしないぞ。いいかアーティ、俺を信じろ。俺についてこい。さあ、ここを出て行こう。さあ・・・
AG:ジョン、いいかい、いまのは単なる故障だよ、僕だってちょっとキーをはずしてたかもしれないし。トラブルを起こしたくないよ。僕はこのショウの司会が出来てとても光栄だし、みんなは親切にしてくれているし、いざこざはやめようよ。ただ、いまの曲の最初からやらせてほしいんだ。
JB:まったくあんたはたいしたもんだな、ガーファンクル。たいしたもんだ。おい、俺は何もここに出てくる必要はなかったんだぜ?あんたの歌がひどいことになったってGildaもDannyも助けに来なかったじゃないか。だけど俺は来たんだ。来る義務はなかったけど、出てきたんだぞ。俺は別に、控え室に残ったまま、あんたをここで一人で死なせても良かったわけだ。だがとんでもない!俺はここに助けに来たんだ、そしたらどういうつもりだ?あんたは俺を(強欲な)サメのように攻撃するのか?!
AG:待てよ、ジョン、そうじゃなくて・・・
JB:俺に待てよなんていうな!あんたも他のやつらと一緒だな。自分がどうなったか、振り返ってみるがいい、大物レコーディングスターさんよ。売り切れだ!あんたは昔は知的で示唆的な歌、何か深い意味のある歌詞を歌っていた。"The Boxer"のようなね。街頭の人々、寂しさについての歌だ。[歌う]"La-la-Laa, la-la-laa-la-la-la-la-la-la." あれは深い意味のある歌だった。だが今もそんな曲を歌っているかい?ノーだ!ちょっとばかり成功して、君はどうした?ポール・サイモンを厄介者のように切り捨てて、サム・クックの歌を歌ってる![ガーファンクルを真似して歌う]"I don't care to be an A-student, but I try to be.." この歌詞だって好きだよ、いい歌詞だ。ほんとにいい歌詞だ。いい歌詞で、いい歌だ。さあ、歌を歌いなよ、[皮肉っぽく]ミスター・レコードさん、大物さん、さあどうぞ。[去りかける]
AG:よし、じゃあ最初から・・・
JB:[戻ってきて]ああ、ところで、いい髪型だな、アーティ。
[JB去り、ガーファンクル"(What a) Wonderful World" をやりなおす]
AG:また、コマーシャルのあとで・・・
[フェードアウト]
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