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<Gillian Welch>
16.Gone At Last
17.Duncan
18.The Boxer(with Paul)
19.The Sound Of Silence(with Paul)
この二人のカントリー風Gone At Lastは、たぶんこのコンサートで一番の演奏だと思います。BAMはオペラとかを見ている品のいい客が多くて、歌にかかるところでは手拍子をしないんですけど、この曲とLate In The Eveningだけが例外でした。
日程が進むにつれて人気急上昇という感じで、日増しに登場時の声援がおおきくなっていきました。1曲ごとにスタンディングオベーションでしたよ。
彼女、MCでDuncanについて「この歌は、9歳から歌っています」と言っていたんですが、ポールがこれを気に入ったらしく別の日にまねして、フリオのとき「(ジリアンが?)9歳のときから歌ってるんだ」とおどけてウケをとっていました。
ジリアン&デイビッドがポールが帰った後に出てきたところに立ちはだかって、
「すごくいい演奏でした!マホガニーのギターの音がすごくあたたかくて・・・」
「(後ろからファンのポール氏)まったくそのとおり!あたたかくてすばらしいサウンドだった・・・」
「(ジリアン笑いながら)サンキュー。どこから来たの?」
「日本からあなたを見に来ました(笑)」
「(軽くウケながら)サンキュー」
「あなたのギブソンはJ45?」
「いえ、オールドのJ50よ。オールドのJ50、1953(?)年(2回言う)」
「(デイビッド横から食いついて)ボクのもマホガニーで、パーラータイプの193x(?)年、すごく古いギターなんだよ」
「あなたはこう、ロールしてましたね(クネクネ腰を振って回りながらギターを弾く、彼の独特なスタイルをまねして。横でジリアン超ウケている)」
「(照れくさそうに笑って)なんでかなー。そうなっちゃうんだよねー」
「ステージにおいていた箱は、エフェクター?」
「ああ、箱ね。ボクの箱持ってきて」
(一緒にいた彼女が持っているのを呼び寄せて、自慢げにあけて見せてくれる。カポとか小物がいろいろ入っているだけ・・・)
「エフェクターかと思いましたが、違うんですね」
「マイクロフォンで拾っているから、エフェクターは使わないんだよ」
(ポリシーらしい)
あくるひ、出待ちで捕まえて、
「ここにサインしてください」
「(怪訝な顔で)あなた昨日もいたわよね?」
「サインをもらうの忘れたので」
「(笑いながら)あら、そう。オッケー」(サインしてくれる)
「デイビッド、今日もよくロールしていたね(笑)」
「(サインしながら)ハハハ」
ポールはジリアン&デイビッドを一番気に入ったんだろうと思います。一組だけ4曲だし、出番もクライマックスだし。
ボクサーでは、ポールはギターだけでサポートしたんですけど、イントロのとき三人で一度輪になって、テンポをあわせてから弾き始めるのが、パートナーシップを楽しんでる風で、心惹かれました。
SOSではジリアンとハモるんですけど、これがまた、ジリアンもよくS&G聞き込んでるなと言う感じで、実によかったです。
打ち上げのときも、しつこく話しかけるGrizzry Bearの背の高いボーカルを振り切って、ジリアンのほうへ行ってしばらく話していました。
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