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" America " の初演だった...
1968年1月27日( 土曜日 )、カ−ネギ−ホ−ル・コンサ−ト
午後8時半からのチケットは事前発売で30分で完売してしまった為、続けて深夜 午前0時から追加公演を行いました。
前年の1月22日、リンカ−ンセンタ−でのコンサ−トの音源で、ア−ティが 1曲目を歌い終わった後のMCで ” わお〜 カ−ネギ−ホ−ル ” とジョ−クを飛ばして、オヤジが大笑いしているシ−ンが記録されていましたが...ジョ−クが冗談ではない程の人気がありました...実際に約1年後にカ−ネギ−ホ−ルのステ−ジに登場したわけですから...アルバム " Bookends " が発売される約2ヶ月半前のコンサ−トでした...
コンサ−ト・レビュ− / Cash Box - 1968年2月10日付より
ニューヨーク・クイ−ンズ出身のフォークデュオ、サイモン&ガーファンクルが先週末、カーネギーホールで2回の公演を行った。深夜のコンサートでは、アルバム『 Parsley, Sage, Rosemary and Thyme 』から「 Scarborough Fair 」で幕を開けた。
その後は比較的短い間隔で「 Homeward Bound 」「 At The Zoo 」「 Fakin It 」、そして新しいラブバラードが続き、カットされがちな「 59th Street Bridge Song 」へ移った。「 I Am A Rock 」「 Cloudy 」に続き、彼らはポール・サイモンが音楽を担当した映画「卒業」からの曲でショーの前半を締めくくった 「 Mrs. Robinson 」。
前半のハイライトの1つは、アメリカ大陸横断バス旅行と、その旅の途中で生じるさまざまな段階のパラノイアを扱った新しい社会風刺曲「 America 」の初披露だった。
「 Sound Of Silence 」、「 A Hazy Shade Of Winter 」、「 Dangling Conversation 」は後半のハイライトであり、アート・ガーファンクルが観客に「世間一般の考えとは反対に、私は話せる」と告げたのもハイライトだった。エディ・サイモン( ポールの弟 )は、4回のアンコールのうち最初の演奏で、兄とのギターデュエットのためにステージに登場した 「 Anji 」。他のアンコールには、ポール・サイモンのソロによる痛烈な「 Richard Cory 」や、殺害された公民権運動家アンディ・グッドマンへのトリビュート「 He Was My Brother 」などがあった。
サイモン&ガーファンクルは、ほとんどの時間、2人でステージに立って、彼らの特徴となった気楽でリラックスした、ほとんど気楽なやり方でレパートリーを演奏した。おそらく最も重要なのは、彼らが期待に応えたことだ。まず、誰とも共演しなかったこと、そして次に、観客がそこにいた目的に見合ったものを提供したことだ。サイモン&ガーファンクルの素晴らしいコンサ−トは最高に楽しめた。
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この記事...ファンクラブの会報に写真入りで掲載する予定でしたが...50年遅れでwww、加筆し投稿しました...
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