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ふと思い出して、昔のSOSのLP盤を手に取りました。
そして解説を読み、改めてその難解さに驚愕しました。
特にブリッジ以前のCBSソニー盤(1968-69年)にその傾向が強いようです。
当時僕は中学生でしたが、読んでも読んでも、ちんぷんかんぷんでした。
いま読み返してみて「これは手強い」と思いました。
ちょっと長いですが、サウンド・オブ・サイレンス(ダブルジャケット盤)「BLESSED」の解説を引用します。
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この旧約聖書マタイ伝(原文のまま。正しくは新約聖書byイッシー)5章5節からの引用句によって歌いだされるポールの痛烈な風刺は、激しいロック・ビートをともなって、私たちに何を言おうとしているのだろう。彼らの歌は真実との鋭い、翻訳のできない出会いが詩本来の本来の目的を実現させている。2人は多くの人々が福音を見出すところにも、解き難い謎を見つけてしまう。もし、この現代が、確信を持った信者の清澄な目だけを要求しているなら、この2人は疑いもなく異教徒であり異端者である。ここに彼らの選ぶ素材が個人的な体験に傾く理由があり、それだけに彼らの歌がわれわれの心を強く感動させると言えるだろう。
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ふー
みなさん、どうです? お分かりになりましたか?
僕はいま読んでも分かりません(苦笑)
特に「ここに彼らの選ぶ素材が個人的な体験に傾く理由があり」と進む行がまったく分かりません。
もしかして、当時これを書いた方もよく分からなかったのではないでしょうか(笑)
ただ、当時こういう解説が普通のポップスファンを遠ざけていたことは間違いないと思います。
もっと気楽に楽しめば良かったのに(苦笑)
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