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今朝の朝日新聞別冊beの「うたの旅人」という特集で、「コンドルは飛んでいく」が取り上げられています。
S&G版では「ロス・インカスによる18世紀のペルー民俗音楽」とクレジットされていましたが、実際の作曲者が判明したというリポートです。
ダニエル・アロミア・ロブレス(1874-1942)という人でした。
子息のアルマンド・ロブレス・ゴドイさんにインタビューしています。
ダニエルは地元の民俗音楽の保存に全精力を傾けた音楽家だったそうです。El Condor Pasaは、同名のオペレッタの序曲として1912年に作曲され、翌1913年に初演されたそうです。オペレッタは忘れ去られましたが、この曲はメロディーの美しさで演奏され継いできたとのことです。
2013年には100周年になりますね。
今、手元のブルースペックCDを見たら、
-D.A.Robles-J.Michberg-P.Simon;English Lyrics-
と、ちゃんとクレジットされていました。
ダニエル本人は民俗音楽保存活動が一番だったそうで、もしこの曲が世界中で有名と知ったら「大笑いするだろう」と子息は語っています。
私事ですが、私の母は生前この曲が大好きでした。
「英語は判らないけど、メロディーだけで生まれ故郷の山や川の景色が浮かぶ」と言っていました。
本当に力のある歌だと思います。
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