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▼モーター?サイクルさんの投稿:
>これ↓のBaby Driverの出だしが
>https://www.youtube.com/watch?v=JfhNfpM4Vsw
>
>この↓普通の出だしと違うのですが、
>一部のLP版のみのカットなのでしょうか。
>https://www.youtube.com/watch?v=J8i4Rp3qizk
>
>出だしの部分が違うだけで受ける印象が変わってしまい、
>こんなバージョンあったんだとびっくりしたので
>教えていただけると嬉しいです。
モーター?サイクルくん、元気ですかー?
前者はアナログ4chステレオ音源なので、頭の音だけでなく、ミックスが全く違います。
エレクトリックピアノ?がずっと聞こえているし、アコースティックギターの、ショートディレイをかけて分離した2トラックが混ざってコーラス効果が出てしまっていますね。アナログ4chステレオの音源をYouTubeに上げるために無理やりステレオにミキシングしたせいなんでしょうね。
実際に4chステレオのレコードをスピーカー4本に囲まれて聴くと、真後ろにキーボードやストリングスがいたり、変な角度で鳴り物が聞こえたり、車が走り回ったりと、まあまあ面白いのですが、聴く時は4本のスピーカーの内側から動けないので、ポータブルオーディオに慣れてしまった現代人にとっては、今の5.1chサラウンドと一緒ですぐ飽きます。
4chステレオのレコードを聴くには、普通のプレーヤーと4chデコーダ、4本のパワードスピーカーがあればOK。部屋がケーブルとスピーカーだらけになるのが多チャンネルオーディオの最大の欠点。
ちなみに元のトラックを、ショートディレイを使って別チャンネルに振り分けるテクはロイ・ハリーの得意技ですね。ステレオミックスのNYの少年で、ポールのボーカルが左右から聞こえるような感じが、ショートディレイです。スカボローフェアをはじめ、S&Gのボーカルには基本ショートディレイがかかっていますね。同じフレーズを重ねて歌うダブルボイスによる合唱的な効果と少し違った、硬めで機械的な幻想性はショートディレイのたまものといえます。
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