|
▼大口洋一さんの投稿:
>
>崩して歌うことを嫌う方もいらっしゃるようです。
なるほどと思って拝見しました。
崩して歌うのを嫌うのは、特に聴く側はそういう人多いでしょうね。
「変なアレンジしないで、レコード通り歌え!」って思うのは
オリジナルを最も尊重する聴き手としては、当然でしょうし
それが人情だと思います。
でも、歌う側、特にポールのように作った人は、もう何千回も謳ってるから
「もういいよ、この歌歌いたくないよ」という気持ちは正直あると思います。
でも、昔、ポールがS&G時代に、みんなが「SOS」を聞きたがる、新曲なんか
求めてない、だからツアーに出るのが嫌になるんだとボブ・ディランに
相談したら、ディランは「でも、俺が君たちのコンサートに行ったら
やっぱりSOSやスカボローフェアを聞きたいと思うぜ」と言ったことがありましたよね?
ポールも、それはわかってるけど、正直飽きてるから、せめてもの抵抗(?)
として崩して歌いたくなるんだろうと思います。
ボクサーも、スタジオ録音したオリジナルは、トラヴィス・ピッキングで弾いていますが、ライブではミディアムテンポのアルペジオで演奏してますね。
これは、ポールに限らず、日本でも例えば演歌歌手でも、お馴染みのヒット曲は
崩して歌う人がいます。美空ひばりなんかもそうでした。
歌いたくないんですよね。もう数えきらない程、歌ってるから、でもお客さんは
その歌が聞きたいとわかってるから、崩して歌うんだろうと思います。飽きてるから、少しでも新鮮な気持ちで歌うために、どうしても崩してしまうんじゃないかなと思います。
そういう意味では、アーティは特別だなと思います。
僕は、昔のS&G時代の歌でも、何度でも愛情を込めて歌えると確か言ってたことが
あると思います。
>僕などはレコードの音を聴きたければレコードを聴けば良いと思っています。ライブはミスも含めて味わうものだと思っています。オーディエンスもパフォーマーも生身の人間ですものね。
同感です。ライブは生き物だと思います。
その時一回こっきりの物だと思います。そして、聴衆は意識はしてないけど
崩して歌っても、アレンジを大幅に変えていても、ミスをしても、それも全部
ひっくるめて、どこか「ドキュメント」として見ているんじゃないかと思います。
また「いいコンサート」の基準も、いろいろだと思います。
全曲、完璧!素晴らしかった!というのもあれば、20曲やって、18曲は
ボロボロでも、2曲だけ絶品だったら、その2曲で「いいコンサート」に
なることもあるし、本当にコンサート、ライブって生き物だと
思いますね。
|
|