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▼Chokuさんの投稿:
>うちのGuildはハイランダーを入れた関係でサドル下に溝があるので
>いつかちゃんと処置をしようと思っていましたが、いつの日か
>ローズ系ブリッジ(今はエボニー)、ロングサドルに付け替えようかと、
最近サドルはがれの修理を3台やって、張り替え作業に慣れてきましたよ。
しかしロングサドルは交換が面倒&製作の難易度が高いうえ、
結構スロットから割れやすいので、お勧めしません。
マーチンのビンテージシリーズのロングサドルが「音がいい」というのは
たぶん都市伝説で、実はネックの取り付け角度が深くなって、
サドル高が倍くらいになったのが、音量に大きく影響していると思います。
弦の張力は一定だから、サドルと弦エンド部分の角度が小さくなる
(=弦エンドがトップに対して急角度)ことで、
サドルへの垂直作用量が増大するので、すなわちトップの振動は大きくなる。
張力をp、サドルと弦エンド部分の角度をθとすると、
[サドル経由の作用量]=p×sin(90-θ)
なのでθ=60のときは0.5p、θ=30のときは0.866pと、
30度変わるとサドル経由の作用量の変化は4割近くなる、と。
(数式あってますかね?)
作用の伝達量が4割もちがうというのは、もはや別の設計といってよく、
近年のロングサドルとビンテージもののロングサドルでは
全く違う音になると思います。
実感としても音圧感やブライト感が増して、やや聴き疲れのする音に
なる傾向があります。
たとえばHEADWAYなんかは60年代・70年代のMartinと比べて、
しっかり鳴りすぎていて、聴き疲れのする音ですよね。
それはネックの取り付け角度による、サドル高の差が大きく
影響していると思います。
サドルのロングとノーマルの音質差は、サドル高の差ほどは大きくない、
というのが私の経験則。
>いつも春になって暖かくなるとエネルギーがあまってギターマニアな話をしだす、
>とこうもりさんに呆れられますが、まだ寒いうちから張り切ってみました。
私も寒いうちから張り切ってみました(笑)
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