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ようやく昨日、私もブルーを入手しました。
さて、その感想は・・・
最初は拍子抜け。
まあ、家族と晩ご飯を食べながらで、
「お父さん、もう少し音小さくならないの?」と迷惑がられて聞きましたので、
これは論外としても、なかなか違いを聞き分けるのは難しいです。
今朝ヘッドフォンで良く聴き込みました。
そこで得たこのブルーの感想は、
(1)音が柔らかく、甘い。
(2)高音がきれいである。分離が良い。
(3)全体として落ち着いた音である。
ということです。
比較のために従来盤も聴き込みました。
そうするとこちらは、
(1)音の線が太い。
(2)ややデフォルメを感じる。音がかたまりを成している。その分、分かり易い。
(3)全体として迫力がある。
ということで、いわゆるディジタル音として完成しています。
これは再生機の品質を問わず、一定水準の音が出そうです。
しかし、ブルーは再生オーディオに左右されそうです。
私は、製品解説に書かれていることと反対の印象を持ちました。
これは最高級オーディオで聞くとものすごくいい音がしそうです。
その点が、昔のアナログLP盤によく似ています。
私が気が付いた具体的な箇所は次のとおりです。
a. Bridge2番の歌が終わって3番が入るまでの間、楽器が増えてくるところ。
ブルーは分離がいいです。
b. Boxerの間奏、左チャンネル上方に入っているピッコロトランペット、
ブルーではこの音が控えめです。従来盤はやや強い。
c. ニューヨークの少年、歌の3番でトライアングルがはっきり聞こえました。
しかも巧みなスタッカートプレイです。
ブルーではスタッカートが冴えて強烈に聞こえます。従来盤はこれが弱い。
なにしろブルーもリマスターを音源としていて、新しいミックスではありません。
ディスクの製造素材が違うのです。
これでどこまで音が違うか。
それはとても微妙ですが、ファンはその聞き比べが死ぬほど楽しい作業です。
ディジタル化になってから、何度も音質改善盤が出されました。
その都度スケールアップしてきて、リマスターはその完成形でした。
今回のブルーは、スケールアップではなく、落ち着きを得たという印象です。
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