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あの夜のことは今思い出しても前後の関係がはっきりしません。
私はサインをしてもらってからツーショットを撮ってもらったとばかり思っていました。
ポールに会えた時のこと少し書きます。
楽屋口前の路上で待ち、3,40分も経ったでしょうか。
もしかしたら反対側から帰ったのかもと思いはじめたころ、
階段の上にソフト帽をかぶった色白な(でも血色がよい)初老の男性が現れました。
(なぜかイタリアのマフィアという言葉が頭に浮かんだ)
そしてその人はすぐに階段を降りてくるでもなく、しばらく正面を向いたまま立ち止まっていました。
よくよく見ると「ん??ひょっとしてポール?」
目の前にいる人がポール・サイモンだとわかったこの時から(後から思うと)
極度の緊張状態になっていました。
でも不思議なことに誰も騒がない。
階段を静かに降りてくるポールに駆け寄り”Please!"(「サインして下さい」と言うつもりがでてきた英語はこれだけ)
と手帳とペンを差し出しました。
このとき左から山本さんが走ってくるのが見えました。こうもりさんはどこだろう?
ところがポールは”〜〜〜〜second.”と言うとスタスタ向こうに行ってしまいました。
一瞬、ポール迷惑だったのかしらと落ち込む。
でも「後でするから少し待っててください。」と言ったことに気付きおとなしく
待っていました。
しばらくしてポールが戻ってきてくれました。
この後、サインと写真、どっちが先か記憶があいまいなのです。
>バキチのお嬢ちゃんにさよならを言って、振り返ると、ポールにみこやんさんが肉薄して、「写真撮ってください」と、携帯をポールの顔にぐいぐい近づけていました。興奮してわけわかんなくなっている・・・(笑)
>
「写真撮ってください」じゃなくて「写真撮ってもいいですか?」と言ったつもり。
昼間娘達に「デジカメ借して」と頼んだのですが即座にことわられ、まあ借りても使いこなせないし、もし会えたらせめて携帯のカメラで、と思っていました。
>ここは純粋にツーショットで撮ってあげようと思い、「私が撮ってあげます」と、二人を並ばせて、2枚撮ってあげました。
こうもりさんが声をかけてくださったおかげでポールと二人並ぶことができました。大感謝!
(なんと、ポールが私の背中に手を回したので、私も畏れながらポールの背中に手を)
>そのあとポールに握手してもらい、サインをもらいながら、
>「日本からこのコンサートを見に来ました。グレイトコンサートでした!」
>「ああ、よかったね。・・このペン、ダメだね」
>渡したボールペンの出が悪く、サインの始まりに試し書きのぐるぐるがついちゃいました(笑)
>
こうもりさん握手してもらったのですか!
私はすっかり舞い上がっていたらしく握手してもらうの忘れてました。
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