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リマスターのHearts And Bonesに、Train In The Distanceのアコースティック・デモがボーナスで入りました。これを聞いて誰しも「はっ」としたのは、出だしのギターがH&Bに酷似していたことです。あたかもH&Bのデモが始まるかのようなギターに導かれて、Trainが歌われます。私は、ずっと気になっていました。
そして、最近ふと思いついたのですが、H&BとTrainは双子なのではないかという仮説です。
理由は以下のとおりです。
(1)ギターのパターン
キーはE、カポなし。H&Bでの代表的フレーズをTrainでも用いる(上記ボーナス)。
(2)シャッフル
こうもりさんがH&Bをオフ会で披露したとき、Bメロをシャッフルのブルースで歌っていました。聞けば、ポール自身が、H&Bリリース直後のアコースティック・ソロ・ツアーで行っていたやりかただそうです。つまり本家アレンジです。ここで、シャッフルのTrainと、共通点が見つかりました。
(3)コード
どちらにも、Em7/Gというコードが効果的に出てきます。
(4)離婚ソング
Trainは最初の奥さんペギーを歌い、H&Bは二番目のキャリー・フィッシャーさんを歌います。テーマは同じ。
これらから私は、この2曲が双子であると仮定しました。
ギターでEをキーにしてあれこれ弾いているうちに新曲の着想を得て、どんどん作っていくうちにアイディアが大きく二つの塊に分化していった。ひとつは軽快なリズムのH&Bとなり、もうひとつは洒落たシャッフルのTrainとなった。
H&Bはそのままアルバム・タイトルになりました。
Trainは、名フレーズ、Negotiations and love songsが、後にそのままベスト盤のタイトルとなりました。
東西の横綱でなないでしょうか。
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