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この曲がイギリスで書かれてから42年たちました。
S&Gとポールのソロ、さらにアーティもソロ・ライヴでこの歌を歌っています。
42年間に、この歌がどのような変化を遂げたか、手持ちの音源で聞き比べて見ました。
全部で約15種です。
まず1965年オリジナルを基本とします。
サビのHomeward Boundが、ドーシドシラのメロディーで歌われ、
Home where myのHomeが、シンコペートせず、小節の頭から入ります。
この2点がチェックポイントです。
1966年Sing OutというTVショーでは、オリジナルどおりです。
レコードと全く同じというのは、実はこれしかありませんでした。
同じ1966年でも、その後の他の2つのライブ(月日は不明)では、
Homeのアタマがシンコペートするようになります。
以後戻ることはありません。
この状態で、1967年の「ライブ・フロム・NYC」「モンタレー」と続きます。
次の変化は1968年8月のハリウッド・ボウルです。
ここで2番のさびにHomeward Boundの短い歌い方が初めて登場します。
そして1969年Greatest Hitsでは「1番レコード、2番短い、3番短い」が登場です。
なお、同時期のキャンパスツアーでは「1番レコード、2番短い、3番レコード」も、
多く存在しますので、決まってはいなかったようです。
S&G現役時代は以上のとおりです。
1972年Live Rhymin'、ポールのソロになると、
1番から3番まで短いバージョンです。
1975年BBC(NHK世界のワンマンショー)も同じです。
それが1981年CP、S&G復活になると「1番レコード、2番と3番短い」、
つまり1969キャンパスツアーのタイプに戻ります。
S&Gはこれが定番なのでしょうね。
2000年パリのポール・ソロでは、なぜか全部レコード・パターンで歌います。
21世紀Old Friendsツアーでは、81CPパターン、すなわち1969パターンでした。
42年も歌っていれば、スタイルも変わっていくでしょう。
私は、1965年オリジナルがいちばん好きです。
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