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▼大口洋一さんの投稿:
> ふと思いついて(笑),モーリスのF-18というモデルをヤフオクで落としました。
これうちのと同じ?「なんちゃってエボニー」ブリッジの韓国製ですね。ブリッジの塗装はがすと、スプルースが出てきます(笑)
>音は,それなりに胴鳴りしますが,貧弱な音とおもって弾いていたら,けっこう,
>大きな硬い音がでるようになりました。改善の余地ありかと思います
>暇を見つけて,サドルいじりでもしてみましょう。
最近お勧めのサドル素材は、3mm厚の透明アクリル板。
3mm厚の透明アクリル板の利点は、加工が容易で骨材と違い、「粉が飛ばない」ことと、意外に硬度と弾力が高く、弦がめり込まないこと。
サドル加工のコツは、新岡ギター教室なんかで紹介されていますね。
http://www.geocities.jp/harmony1310/index.html
サドルマニアと化した最近の私の場合、ギターの音が気に入らないときや気分を変えたいとき、弦を換えずにサドルを交換します(ばく)かれこれ40本は作り直しましたね(笑)
素材も牛骨、象牙、エボニー、ローズ、ミカルタ、TUSQ、アクリル、変わった所では深海松なんかで作りました。
結局、素材の選択は加工性と、音の好みですね。一定の硬度と弾性があれば、なんでもOKみたいです。アクリルでも普通に鳴ります。
木材では、硬度の面でエボニー、ローズに絞られます。やわい木材は弦がめり込むのでだめです。
なかでもローズウッドは木目の通った良材が得やすいので、エボニーよりも使いやすいです。エボニーは個体差が激しく、乾燥の悪いやわな材も多いですから。
素材の比重と弾性で音のキャラクタが微妙に変わりますので、こだわって探してみてください。
形状面では、断面の丸みのつけ具合と底面の加工が音への影響大きいです。
断面は角張るよりは、丸すぎるくらいがいいですね。マーチンのヴィンテージシリーズのサドルも断面がまん丸ですよね。
底面は側面に対してきっちり直角を出すことと、平面を出すことですね。ガラス板の上に立てて、びしっと垂直に立ち、ぐらつかないように加工します。
厚みを加工するときは、携帯電話くらいの大きさで、厚めの木っ端に両面テープで貼り付けてサンディングすると楽です。その際調子に乗って薄くしすぎないよう、ときどき木っ端から剥がして厚みを計りなおします。
部屋が粉だらけになりますから、厚みを加工するときは外でやったほうがいいですよ(笑)
サンドペーパは#80、#240、#400、#1000の4種類くらいあれば綺麗に仕上げられます。#80でざっくり形状を作り、#240と#400で面をきれいにして、#1000でつるっと仕上げます。
#80はひとこすりで0.1ミリくらいいっちゃいますから、あくまでざっくり用です。
一気に#400にいくと#80でついた傷が消えませんので、#240で傷を消して面を整えてから#400に行きます。
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