| |
▼yasujiさんの投稿:
>ヤマハの黒ギターがこれだけ盛り上がるのに
>オベーションが盛り上がらないのは、
>みなさんオベーションの音がいまいちだと思っているのでは
>ないですか?
.
いや、その後あまり使われなかったからでしょう・・・。
キャリーフィッシャーの家に置きっぱなしになっていたというくらいですからねぇ・・・。
オベーションはたぶんポールがはじめてつかったエレアコですから、
もっと注目されてもいいとおもうんですけど。
.
>これは1回、東京までオフ会に持っていくしかないか!
.
うんうん、もってきてください。そいでバンドで、大音量で演奏しましょう!
演奏オフで常々悩みの種が、みなさんギターは生音派なので、バンドと混ぜると
聞えなくなってしまう事なんです。
以前フルバンドで「冬の散歩道」をやったときは12弦ギターが聞こえなくて、悲惨でした。
.
その昔、60年代はこの問題を解決するために、ギターのボディをでかくしたり、
フィンガーピックを使ったりして、演奏そのものの音をでかくするという方法をとってますけど、
ポールもツアーでバンドをつれていくようになると、アコ−スティックギターの拡声の問題につきあたって、
どでかいコンデンサーマイクを立てたり、バーカスベリーを張りつけたり、いろいろやってますけど、
オベーション以降はピエゾピックアップ内臓ギターで、ずっときてますね。
.
最近はピックアップが発達して、オベーションやタカミネのようなブリッジ直下のピエゾマイクだけでなく、
コンデンサーマイクも内蔵してミキシングするタイプが流行で、ポールもハイランダーとかFishmanとかを
つけてるそうです。<詳しくはよしあきくん&Chokuくんにきいて
.
ピエゾマイクは、ピエゾ素子という、振動を電気信号に変える素子を使った特殊なマイクで、
ギターのボディで響く前に音を拾うので、ざっくりいうとパリパリした硬い音がします。
ライヴライミンのD35のバーカスベリーなんかは古典的なピエゾマイクですね。
.
コンデンサーマイクはおもにレコーディングに使われるのと同じく、音波を拾うマイクで、
振動を直接拾うピエゾよりもはるかに響きのある生音を拾えるので、音質を重視するなら
こっちの方がいいんです。
TVでアナウンサーが胸につけているちっこいマイクや、ポールがHearts And Bonesのプロモや
SNLで黒YAHMAHAに張りつけて使っていたのが、これ。
ハイランダーとかフィッシュマンはピエゾの他にボディの中にちっこいコンデンサマイクを内蔵します。
YTOのポールの黒ヤマハには、たしかフィッシュマンが入ってるそうです。
OM42PSには、どっちがはいってるのかな?<Chokuくん?よしあきくん?
.
ただ、ステージのような大音量の環境では、スピーカーから出る音も拾ってしまって
ハウリング(フィードバック)を起こすので、あんまり感度のいいマイクは、調整が難しくて
逆に使いにくくなるんですが、フェイズシフトなどハウリングをキャンセルする技術が
向上してきたので、使えるようになってきたみたいです。
.
ピックアップ技術の話は、単なるファンの会話としては踏み込みすぎのようですけど(笑)、
ポールはステージングが大規模になるにつれて、ギターをどうやって聴かせるか、
いろいろ苦心してきてると思います。その観点から見ると、オベーションの果たした役割、
結構大きいですよ。
|
|