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▼大口洋一さんの投稿:
>これは大変!もう,僕はOFF会で弾けませんし歌えませんね(大笑い)
>全部,自己アレンジってことにしないと(笑)
いえ、大口さんをはじめ、皆さんの演奏も、もともとそういうつもりで聴いていますから、安心してください(笑)大口さんがいつもやる、ものすごくマニアックな話題のボヤき系MC、あれもかなり衝撃度高いですから。
足掛け7年やってきてつくづく思うのは、コピーって、実際にやると一筋縄ではいかないものです。
ひろみつさんなんかは、ポールのギターのパートをかなり細かいところまでコピーされていますから、その曲、そのバージョンのコピーに挑戦したことがある人には、「お、これはかなり細かいコピーだ」とわかります。これが正統派ですね。
しかしイッシーさんの場合だと、演奏のなかで「ここはレコードだとこう聴こえるでしょ?私はこう弾いて同じ音が出たんですよ。」という「観客に問いかける音」が時々入るんですが(笑)、もちろんギター1本でやるわけですが、その元ネタはギターの音とは限らないんですね。ピアノの音だったり、ベースやエレキだったり、ストリングスだったり。だからギターの忠実なコピーじゃないけど、レコードをよく聴いている人には、たまらない共感を呼びます。
聴衆はギター演奏者ではないので、ギターの音も好きだがそれ以外の音も聴きたいんです。ボクサーの間奏の単純なメロディが、何度やってもあれだけ喜ばれるのは、そこが聴衆に愛されてるからなんですね。
この間のオフでみこやんさんが「ライブ・ライミン」のボクサーの「音合わせの音」を再現し、つづけてけんさんがMCを再現して大喝采でしたが、こうなるとギター演奏の再現性とは別のもの、ということがわかっていただけますよね。聴いている方は、大半がギターを弾かない人なので、そっちの方がわかりやすくて楽しかったりする。
つまるところ原典(ファンが共有している音源)から何を選んで、どう再現し、どう聴かせるか、その「選択と提示」こそがオフ会のコピー演奏の本質だと思います。ギターの演奏技術に限定されているわけではないんですね。
万人が認めるパーフェクトなコピー、というのは存在しなくて、演奏者が、あるバージョンのある部分を「こう解釈した」「このように聴こえた」ということを表現しているんだと思うんです。同じじゃなくても、演奏者の解釈なり姿勢がよく表現されていれば、その人らしい、いい演奏ということになるんだと思います。
このへんの感覚、オフ会に何度か出ると、わかってきますよ。
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