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1964年4月上旬に渡英したポール...
その後、知人を頼って早速 ロンドンを中心にクラブを転々とし演奏活動を始めます。そうした中で4月中旬頃に キャシ− に出会いました...
1964年のポールはロンドンとニューヨ−クの往復を数回繰り返し、10月中旬に発売が決まったアルバム " Wednesday Morning 3AM "の事もありましたので、9月にニュ−ヨ−クの実家に帰りました。その時に1本のテープを録音・作成しました。この時、既に " Kathy's Song " は、 一部歌詞は違いますが、ほぼ完成していたのでした。このテープには他に、 " Leaves That Are Green "、" I Am A Rock "、" Patterns " なども収録されていますのでそれらの曲も ほぼ完成していた事になります...
( どういった経路で流失したのかは不明ですが、このテ−プの音源は1969年から1970年頃には英国でフランス語の " Chez " ...日本語訳をすると " 家で " という意味になりますので実家で録音したと解釈できます ....と言うタイトルの海賊盤として出回りました。1972年に英国で発刊された " Paul Simon - Now and Then " で紹介されています。 )
この海賊版レコ−ドは 後年 CD化されて出回りましたので 持っている方もいると思います。1972年1月1日号の New Musical Express 誌で Roy Carr が ポールに直接インタビュ−( 以下 )で聞いていますが...ポールは、とぼけて適当にはぐらかしていました。
自分が録音したテープですから、聞いた事がないわけはないし、知らないわけはない...と、私はこのインタビュ−を読んで以来...50年以上ずっと思っていました..." Kathy's Song " を いつ頃 書いたのだろうか?という疑問もありましたし...
その謎がついに解けました...映画 " In Restless Dreams : The Music Of Paul Simon " の中で、ポール本人がテープを持っていたわけですし、言及していました...テープ映像が映った時にテロップで...
『 TAPE RECORDING FOR KATHY CITTY
SEPTEMBER 1964 』
半世紀以上前に疑問に思っていた事が...これで、ようやく納得できました...
『 Q : 海賊版アルバムの形で大量の未発表曲が入手できるようになり、ディランと同じ状況に陥る可能性はありますか? " Chez " というアルバムがあるのは知っていますが、そのアルバムではあなたとアーティが部屋で歌ったり話したりすることになっています。
PS : 私は聞いたことはありませんが、ディランの曲がたくさんあり、サイモン&ガーファンクルのコンサートのブートレッグもたくさんあります。...以下省略 』
https://www.youtube.com/watch?v=9cDLtCkJdg4
【4876.jpg : 91.1KB】
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