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この二日間、「北の国から」にどっぷりでした。
それで、雪国出身の人にしかわからない感覚って、あるなあ、と。
いっしょにテレビを見ていた九州出身の友達に、「流氷って厚いの?」とゴローさんの台詞をオウム返しに聞かれて、「ま近で見たことないけど、屋根の氷よりぜんぜん厚い」って説明したら、・・・もちろん通じませんでした。
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古い、断熱の不充分な家では、屋根に積もった雪が屋内からの熱でとけて、夜の冷え込みで凍って、というのを繰り返して、屋根に氷ができるんですけど、それが何ヶ月か成長すると、幅10メートル、長さ2メートル、厚さも40センチといったぐあいに結構巨大な氷塊になるんですね。
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そういう日常的なものに例えたら、通じなかった、と。
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北国ならではの実感が、あのドラマにはたくさん詰まっているので、逆に北国的にきわめて日常的な感覚が呼び起こされるんですよね。そういうところにすごく真実味があるので、大変優れたドラマだなぁ、と。
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そういう感想はNYやシカゴや、北イタリアの冬を舞台にした外国映画、アリー my Loveなんかもそうですね。舞台がボストンですから。そういうのをみているとき、「ああ、脚本家が雪国を知っているな」と、ピンと来るんです(笑)
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ウディ・アレンの「アニー・ホール」のNYとLAの対比なんかも、寒いところから常夏の土地にあこがれる、そういう感覚ですね。
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どうでもいいはなしでした・・・・。
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