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グラミー賞主要部門独占しましたねー(^-^)
ワタシは新譜聞いてないんですけど、聴いた人います?どうですか?
グラミー賞はリベラルを標榜する賞でございます、ということで、立場が明快でいいですね。彼女達の曲をボイコットしたラジオ局やマスコミなんかは、やはり保守派でした、ということなんでしょうが・・・。
私の好きな曲に、『トラベリング・ソルジャー』ていう歌があって、ベトナム戦争か何かに出征する兵士の歌なんですが、聴き様によっては反戦歌ともとれるし、哀しき兵士のテーマソングのようでもある歌なんですね。日本だったら「戦争を美化している」、と誤解されそうな感じですけど、アメリカならどっちにとられても何の問題もないでしょう。
あと『グッバイ・アール』という、DV野郎のひどいダンナを奥さんと女友達で殺して湖に捨てる、「♪湖へいきましょうね、アール/お弁当のランチを詰めて/あなたもトランクに詰めてね・・」という、凄惨な内容の歌があって、「こいつは人間のクズだから撃ち殺してもよい」という、ダーティ・ハリー的な思想の歌です。こういう考え方って過激ですけど、アメリカ人のおじいちゃん、おばあちゃんなら余裕で理解できる内容でしょう。
そういうわけで、彼女達は土着的で、単純明快な、保守的アメリカ人に受け入れられやすい音楽をやってきたといえるんじゃないかなと。
それだけに大統領批判発言は、アナーキストやヒッピーがそういうことを言った、というのとは違って、保守派への「裏切り」ととられたのかもしれない、だから反発も強烈だったのかなと思うんです。
しかしひとたびそういう対立がおきると、悪意むき出しの嫌がらせなんかを受けるわけで、アメリカ社会ってのは、まあとにかく大変そうですね(^-^;
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