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月曜なので道はすいていて、あっというまに(10分くらいでしょうか)大阪城へ。
マークが内堀の石垣を見て早くも感激して、ダッシュで堀に向かっていきます。
「みてよ!すごい石の建築物だよ!」
「マーク!時間がないから写真は後でゆっくり撮ろうね」
本丸までまだはるかに遠いというのに、石垣の写真をとりまくっているマークを引っ張って、歩かせる私・・・。
遠くに本丸が見えたので、あそこまで行かなければならないのだとわかったらしく、みんな歩き出しました。
「バキチ、家族にムービーでメッセージを撮れば?」と、彼のカメラを受け取って促すと、歩きながらうれしそうに家族へのメッセージを語りだすバキチ。
「ハーイ、私の愛する家族のみんな、ダディはいま大阪城に来ています・・・」
ひとしきり歩きながら撮影してあげました。
マーク&ラリーのオタクコンビが、城門をくぐったところにある巨石の石垣に驚いています。
入場口で、湧き水らしき手水があったので、手を洗っていると、バキチが今度はセルフ撮影でムービーを撮りながら、「これ飲んでいいの?」と聞くので、
「すこしならいいよ。たくさん飲んではいけません」
ヤスジさんが入場券を人数分買ってきてくれたところ、マークとラリーが自分で買ってもってきました。
「あまってしまったから、記念に持って帰りなよ」といったら、マークとラリーはなにを思ったのか、「あなたに記念にこれを差し上げます。」といって、窓口の女の子にあまった入場券を渡しています。
窓口の女の子は困って、「いえ、いりません」と繰り返したのですが、通じず、仕方なく受け取らされていました。
「これ、どうしましょう?」と私に女の子が聞いてくるので、「彼らに返しておきますね」と私が受け取って、本丸へと登っていきました。
「1時までに本丸に登るんだから、急いで急いで!遅れるとアダムはみんなを殺すでしょう!」
このセリフ、なにかあるごとにバラバラになる彼らには結構効き目があるようです(笑)12時前に本丸に到達することができました。
本丸でめいめい好天にめぐまれた大阪市街のパノラマを楽しんでいると、真っ先にロブが飽きて、なにか言いながらさっさと下へ降りて行きますので、ヤスジさんに「マンツーマンディフェンスで!」とロブについていってもらい、セルフムービを撮り終えたマークとラリーを階下へ促します。
バキチがいないのですが、女房がついてるはずなので、あとで電話すればいいか、とマーク&ラリーへの2対1マーカーをすることにしました。
すぐ下の階にはロブはもういなくて、マーク&ラリーが英文の解説を全文読破しつつ、感想を述べ合いながらゆっくりと展示を見て回っています。すこし時間に余裕があったので、彼らに付き合って、英文解説をカンニングしつつ、軽い解説を入れながら回っていきます。
と、ヤスジさんが階下から電話をかけてきて、「ロブと面白いものを見つけたから、早く降りて来い!」と。
「マーク、ラリー。下で面白いものがあるらしいから、途中を飛ばして2階に降りよう。ごめんねー、あと40分あれば、もっとゆっくり回れるんだけど・・・」
「いいよいいよ、あ、でもこれは登り用の階段だね。下りの階段はどこ?」
律儀に表示に従うマーク&ラリー。育ちがよさそうです(笑)
階下に降りていくと、観光客向けに兜に陣羽織を着て撮影できるサービスをやっています。これはマーク&ロブにはツボでしょう。
バキチも降りてきましたが、「カメラのメモリーがなくなっちゃった!誰かボクの写真を撮ってあとで送って!」と騒いでいます。
女房に「なぜメモリーがないの?買ったばかりのカメラだといっていたのに・・・」と聞くと、天守閣で10分以上、全周パノラマムービーを撮影していたら、なくなったそうです。そりゃなくなるわ・・・。
「OK、あとでメールで送るから、大丈夫。ところでのコスプレ、やってみる?」
と、言う前から兜の選定に余念がないマーク&ロブ。二人とも角のついた、微妙なデザイン方向に流れていきます。バキチも興味はあるみたいですが「俺はいいよ」と引いています。ラリーは羞恥心が完全に逃げ腰です(笑)
やがて兜と陣羽織を決めたマーク&ロブが、撮影コンセプトについて打ち合わせをしています。
「これはPOLYGRAGH ROUNGEのHPに載せよう・・・。バックが金の魚(しゃちほこ)だとぎらぎらしてみづらいから、シンプルなバックで撮影しよう・・・」
さて、このときの写真の掲載許可をもらっていないので、お楽しみはのちほど!
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