|
▼GURIANさん、おはようございますー。
>1958年代と同じ音は、1970年代では期待できないですかね。
>70年代なら手頃なD−18があるようなので。
たしかに70年代のD-18はお得です。20万円以下でも見つかりますしね。
D-18は1933年の発売以来、基本的な音は変わらないので、65年から84年の範囲で状態の良いものを選べば、お手軽にD-18サウンドを試せます。
D-18についてドンズバで同じ音、という観点で研究したことはないのですが、ポールのD-18との共通点、ということでは、4点挙げられると思います。
1. スクエア・ロッド・ネック(85年ころアジャスタブルに変更)
>> ネック形状とのかかわりが大きく、SQの方が厚い音かなと思います。
2. ノンスキャロップド(ノーマル)・ブレイシング(D-18Vなどはスキャロップド)
>> スキャロップドはサスティーンが長く、ゴージャスな音が出ますが、素朴さとキレに欠けます。
3. 指板/ブリッジ/ブリッジプレートがハカランダ(70年からローズに変更、ブリッジプレートは88年ころからメイプルに変更)
>> 70年代でもブリッジ材はハカランダのものも多く見かけます。
>> これらはアタック感に影響します。
>> 指板/ブリッジがハカランダとローズの両方持ってますが、サウンド的に大きな違いはありません。
>> ブリッジプレートがメイプルのものはアタックも軽めでカン高く、ニュアンスが結構変わりますので、88年が大きい節目です。
4. ロングサドル(64年ころまで)
>> これは音の大きさに影響すると思います。
>> しかし調整が困難など弊害もありますし、価格が大きく上がるため、除外して考えた方がいいかもしれません。
>> ヴィンテージシリーズはみんなロングサドルですが、指板・ブリッジがエボニーになってしまうので、痛し痒し、というところです。
ビンテージのD-18は、大半にネック起きがあるので、ネックリセット済み(15フレットにドリル穴があるもの)の方がむしろいいと思います。
また乾燥したマホガニーはサイドが割れやすく、広がりやすいので、サイド割れが大きいものは修理状態などを確認した方がいいです。
|
|