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「レコード・コレクターズ」6月号が発売されました。
先月号のリニューアルとともに始まった「洋楽マン列伝」を面白く読んでいます。
6月号は「洋楽マン列伝 No.,2 石坂敬一(後編)」です。
日本独自の洋楽ヒットが多数生まれていた70年代という時代、その裏には、洋楽
ディレクターと呼ばれた人たちの苦労と工夫がありました。
日本洋楽という文化が咲き誇った時代を今顧みたいと思うのは、自分が今まで
聴いて来た洋楽の意味を探りたいからです。
ポルナレフには、高久光雄さんという名ディレクターがついていました。私が
(日本のポルナレフ・ファンが)聴いて来たポルナレフとは、高久さんのプロ
デュースによって届けられたポルナレフだったのです。邦題を考えられたり、
シングル・カット曲を決めたり、アルバムのジャケット・デザインも考案され
たり、宣伝活動をしたりと、高久さんはポルナレフのアーティスト・イメージを
日本に定着させるために、様々な努力をされました。その努力の甲斐あってこそ、
70年代、ポルナレフはあそこまで当時の子どもたちに受け入れられた、と言えます。
「洋楽マン列伝」にも、いつか高久さんが登場されるときがあるでしょう。この
連載には、ずっと注目していきたいと思います。
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