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発売中の「rockin’on」2013年1月号(THE BEATLES 50周年記念号)の35ページで、
リアム・ギャラガーが、好きになったアーティストとして、ストーン・ローゼズ、
サイモン&ガーファンクル、ビートルズを挙げています。
今年はビートルズ・デビュー50周年ということで、様々な関連本や特集雑誌が発売
されました。ここ日本で、ビートルズほど、たくさんの本が出ている洋楽アーティ
ストは、他にいないでしょう。
私も今までたくさんの本や雑誌を読んで来ましたが、今、パッと浮かんだのは次の
文章です。
岩谷宏さんが、「rockin’on」1976年6月号に発表された文章で、
「結局私の場合は(それはしょうがないが)、ギターを弾きつつ、歌を歌いつつも、
目はいつも、彼方を見てばかりいた、くすんだ工業都市リバプールの優秀な(?)
不良少年へと心が回帰する。音楽それ自体は、決して最終目的ではなかった。そん
なもの以前に、以後にそして裡中に、いつもいつも、もっともっともどかしいものが
あった。そして、そのことを偽らなかった」(P5)
若き人間なら、誰しもが抱えているであろう、もどかしい想い。そのことを偽らな
かったグループだったからこそ、私は今なお、ビートルズに惹かれ続けているの
です。
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