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>「傀儡師リン」
和田慎二先生の最近の作品は把握していませんでしたが
今年の夏の突然の訃報に驚きました。
初期の作品は掲載時に読んでいます。
子どもの頃から読書家とはいえない私は
マンガから学ぶことが多かったのですが
「アリス」の中の「ジャバウォック」を初めて知ったのは
和田慎二先生のマンガでした。
どんな漫画だったか覚えていないのですけど
そのシーンは印象的で、今でも「ジャバウォック」が妙に懐かしく思えるのも
和田作品のおかげです。
オオサンショウウオを利用して(?)
主人公の女の子が洞窟から脱出するシーンも印象的。
約30年後にトウキョウサンショウウオを飼うことになった時も
すぐに、和田先生のマンガを思い出しました。(大サンショウウオとは全然違っていましたがw)
ハラハラワクワクするストーリーはもちろん
「クマさんの四季」など、温かいストーリーやキャラクターも好きでした。
あの自画像も好きで作者さんがとても身近に感じられたものです。
高校2年から新選組にハマって数年間どっぷり漬かっている時期、
創刊されたばかりの雑誌「LaLa」(白泉社)に
新選組の沖田総司が主人公のマンガ「あさぎ色の伝説」が掲載されました。
身近に感じていた和田先生が「あさぎ色の伝説」を描いてくれたことが嬉しくてねぇ。
毎号感想文を書いて送りました。
要するにファンレターですね。
どちらかというと応援レターのつもりでしたが(笑)
こんなことをしたのは後にも先にもこの時だけです。
お返事を望んでいたわけではなかったのですが
ある時突然サイン入りの「あさぎ色の伝説」(LaLa DELAXE COMICS)と手紙が送られてきました。
うぉぉぉぉ〜Σ(゚ロ゚ノ)ノ (←しばし目を疑いました)
い、いいんですか?
うきゃー♪───O(≧∇≦)O────♪
結局、デラックス版の全2巻を頂きましたが
連載はいったん終了し、
他の雑誌を読まなかったので続編があったことは
今回の事があって初めて知りました。
根っからの「追っかけ」ファンではなかったからで、
どこか後悔めいた気分が残ります。
ありがたいサイン本は、もったいなくて
届いた時の封筒に入れたまま、実家にしまって置いたのですが
結婚後2度の改築工事を経て行方不明になってます。
残念…(。>へ<)
全4巻のコミックスが復刊されたら購入したいなぁ…
まだ信じられないというのが実感ですが、和田先生のご冥福をお祈りします。
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