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こちらをご覧になっている方の中にも、「キャンディ・キャンディ」がお好きだった
方は、いらっしゃるのではないでしょうか?
あまりに悲しい出来事のために、絶版になってしまった「キャンディ・キャンディ」
ですが、昨年、小説となって復活していました。
『小説 キャンディ・キャンディ』上・下 名木田恵子著 祥伝社 です。
私は、「なかよし」に連載されていたころ、毎月楽しみに読んでいました。
今も、コミックスを持っています。
たくさんの名シーン、名セリフの中で、私が一番感銘を受けたのは、
講談社コミックス 第9巻(最終巻)の中で、
戦死してしまったステアのことを思い、悲しむキャンディに、アンソニーの
お父さんが伝えた言葉です。
「……どんなに深い
悲しみもいつかは
のりこえられる
ものだよ」
この言葉を読んだとき、ちょうど私も、深い悲しみの中に生きていました。
でも、この言葉が私を支えてくれました。この言葉があったから、この
言葉を信じたから、私は悲しみを乗り越えられることができたのです。
「イン・ロック」3月号掲載のインタビューの中で、テイラーさんはこんな
ことを語っています。
「いいことにも悪いことにも耳を傾けて学ばなくちゃ。痛みや悲しみを
感じることで、人生の素晴らしい幸せなことの有り難みを実感できる
こともあるから」(8ページ)
こんなふうに語れるテイラーさんのことが、私は大好きです。
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