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昨日放送された「Q10(キュート)」も、心に響くシーンがたくさんありました。
家庭の事情で学校を去らなければならない同級生に、クラスのみんなが堺正章さんの
「さらば恋人」を合唱したシーン。「さらば恋人」は、「風」と同じく、北山修さんの
作詞です。
その、学校を去らなければならない生徒の弟が、兄に向って、「これから先、生きていて
何かいいことあるのか?」と問うシーン。
病気のため留年し、現在も入院中の男子生徒に向かって、その男子生徒が想いを寄せる
女生徒(演じるのは、「君に届け」「七瀬ふたたび」の蓮佛美沙子さんです)が、「私は
決して、あなたのもとから突然いなくなったりしない」と話すシーン。
主人公・平太(佐藤健さん)が、Q10(前田敦子さん)に「もしこれから泣きたくなったら
どうする」と尋ねたとき、Q10が、「そのときは、平太のことを思い出して、笑います」と
答えたシーン。
「Q10」を観ていると、今もこの胸の奥にある痛みに、何かが突き刺さってくるような
感覚を覚えます。
発売中の「ドラマ」12月号には、「10」の、1話から3話までのシナリオが掲載されて
います。その中から、少し引用してみます。
Q10「ニンゲンは、やりなおしたいトキは、たすけをよぶのですね」
藤丘「大声で叫ぶと必ず誰かが助けに来てくれる。本当に、それが人間のルールだったら
いいよな」
Q10「ナカオくんは、アシタも生きてゆこうとオモいますか?」
中尾「―思います。たぶん、明後日も、明々後日も」
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